それぞれの想い
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- 2022年3月11日
- 読了時間: 2分
更新日:2023年4月5日

3.11東日本大震災から11年。私も七ヶ浜町で被災したひとりです。
家は海の目の前でしたので全壊でした。今までに経験したことのない地震。これは本当に津波が来るかもしれないと直感的に思いました。その一方で来ないかもという考えも浮かびました。しかし、直感を信じて家族、愛犬と共に高台(生涯学習センター)に避難。おかげで家族は全員無事でした。しかし、今まで築いた物や思い出の写真など全て失いました。
今でもあの日のことは忘れられません。震災直後雪が舞って寒かった事や、夜には仙台港の石油貯蔵施設での火災、女川原発の噂。そして福島原発の事故。もうこの世の終わりぐらいに思えました。
電気も無く水道も使えず先が見えない状況。ただ今を生きるしかありませんでした。
そんな中いち早く関西電力からの応援で大きな発電機で仮設電気が使えた時は本当にありがたく感動し、安心した事をおぼえています。そして様々な方からの炊き出しや物資の支援、自衛隊さんからも炊き出しや沐浴。本当にありがたかったです。
今だ心の傷が癒えない方もおられることと思います。私もひと時海が嫌いになりました。しかし海の瓦礫に奮闘するボランティアさんやサーファー。それを見てたらだんだん勇気が湧いてきました。サーフィン開放が七ヶ浜が一番早かった為もあり、海が悪い訳じゃないと自分に言い聞かせサーフボード、ウエットスーツを再購入しサーフィンを再開しました。震災を期に辞めてしまった方も多いようですが、海や地震が悪い訳でもありませんし自然を恨む訳にもいきません。今まで普通に出来てた釣りやサーフィン、海水浴にマリンスポーツ。当たり前にできる事の素晴らしさ。震災を期に改めて考えさせられました。生きていく上で自然災害から逃れるのは難しいです。しかしそれに備える事は出来ます。備蓄はもちろん、きちんと災害の怖さを知り考え方て行動すること。生かされた命。精一杯生きるしかありません。
そして今、他国で起きている侵攻という名のまるでテロ。他人事ではありません。ただでさえ災害や疫病で亡くる方もいる一方で、武力により惜しまれる命が失われている事実。今すぐこんな愚かな行為はやめるべき。何があっても対話で解決するべき。たとえ時間がかっつても。命の尊さを強く再認識してほしい。
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